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半平太概略

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武市半平太

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半平太概要


肖像(公文菊遷画武市半平太 高知県立歴史民俗資料館蔵)
公文菊遷画武市半平太
生年月日
文政十二年己丑九月二七日戊午(1829年10月24日) [16]武市瑞山年譜」にみえる誕生日。
没年月日
慶応元年乙丑閏五月十一日甲戌(1865年7月3日)
出身
山内家領 土佐国長岡郡仁井田郷吹井村(高知県高知市仁井田3021、碑・墓所あり)
墓所
高知県高知市仁井田3021武市半平太小楯
半右衛門正恒(父)・鉄(母、大井氏女)・祖母(名・出自ともに不詳、半八正久妻)・美多(一姉、徒士小笠原氏妻)・奈美(二姉、山崎氏妻)・琴(妹、上士内村氏妻)・衛吉茂稔(弟、用人田内氏養子)・富(妻、郷士島村氏女)・竹馬(甥、奈美息子)・仲吉(甥、奈美息子)
身分
土佐藩白札長男・土佐藩白札代勤・土佐藩白札・土佐藩留守居組・贈正四位
経歴
島崎七助塾々生・徳永達助塾々生・千頭伝四郎道場門下・徳弘考蔵門下・弘瀬友竹斎門下・麻田勘七道場門下・武市半平太道場々々主・安芸郡出張剣術教授方・香美郡出張剣術教授方・桃井春蔵士学館塾監・剣術寄合稽古諸事世話方・土佐勤王党盟主・白札郷士小頭・他藩応接役・姉小路公知雑掌・京都藩邸留守居加役

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  1. mark_utarnhotyu.png武市瑞山年譜」にみえる半平太の幼名。
  2. mark_utarnhotyu.png武市瑞山年譜」によると弘化元年(1844年)の改称。書簡では自署・宛名ともに多くがこの呼称。
  3. mark_utarnhotyu.png武市瑞山関係文書』所収の系譜は藤原説をとっているものの、寺石正路『土佐名家系譜』は藤原説を否定し橘説を推している。
  4. mark_utarnhotyu.png 弘化元年(1844年)の元服時に叔父の万葉学者鹿持雅澄が提案したとされる実名。出典は『万葉集』所収歌布与利波 可敝里見奈久弖 意富伎美乃 之許乃美多弖等 伊埿多都和例波(今日よりは 返り見なくて 大君の 醜の御楯と 出で立つ我れは)だろうと推測されている。ただ私個人の見解としては『古事記』・『日本書紀』の清寧天皇段に登場する山部連小楯伊予来目部小楯こそ、武市家の遠祖が伊予国出身の縁を持って、その由来だと考えている。 補足?→松裕堂のTweet
  5. mark_utarnhotyu.png 故郷の吹井村にちなむ号。「瑞山」の号以前から使用しており書簡では文久三年(1863年)二月十七日付に吹山事 瑞山みえる。
  6. mark_utarnhotyu.png 「半平太」とならんで知名度の高い号。瑞山会『武市半平太先生伝』によると平井収二郎のすすめにより瑞穂の国の一字をとって文久二年九月二○日ごろから使用されたとされる。しかし横田達雄氏は書簡の使用例から文久三年二月中旬ごろ久坂玄瑞の活躍にちなみ号したものとみている。
  7. mark_utarnhotyu.png 橘圃・茗磵・茗小磵はともに描画のさいに用いられる号。
  8. mark_utarnhotyu.png 高知県立歴史民俗資料館蔵梅図にみえる。これを号として数えている例を管見では見たことがないので少し不安。
  9. mark_utarnhotyu.png 神葬の希望が藩に容れられず贈られた戒名。
  10. mark_utarnhotyu.png 文久二年五月十六日付の書簡や上岡丹治の日記その他に見える変名。『維新土佐勤王史』は人或は墨龍先生と呼ぶと半平太について記しているので、その綽号に名字をつけ用いたものと思われる。
  11. mark_utarnhotyu.png 変名とはやや異なるが文久二年十月の攘夷別勅使随行時に姉小路家雑掌として使用した名前。
  12. mark_utarnhotyu.png 文久三年三月二〇日付書簡の封書にみえている変名。
  13. mark_utarnhotyu.png 大建依太郎・藤原治徳・如山は入獄時に文章のやりとりで使用した匿名。それぞれ名字・通称・氏・実名・号を意識したもののようだ。
  14. mark_utarnhotyu.png土佐勤王志士遺墨集」収載書簡にみえる花押。その他書簡や半平太発行の剣術伝書にも花押は多くみえている。ここでは手元には供せられる図版が少ないので割愛。
  15. mark_utarnhotyu.png 代表的な落款三種。他種もまだ見掛けるが例の如く画像が不鮮明なので割愛。
  16. mark_utarnhotyu.png武市瑞山年譜」にみえる誕生日。
  17. mark_utarnhotyu.png 呼称は小美濃清明氏の説に従った。ただ寺石正路『土佐名家系譜』は武市家先祖の紋を「四柿葉」と称しているのでモチーフを考慮すると「丸に四つ柿葉」紋とでも呼ぶのが適当かもしれない。
  18. mark_utarnhotyu.png 武市半平太を祭神の一柱として祀っている神社。
  19. mark_utarnhotyu.png 『太政類典』によると高知県に「今般靖国神社ヘ合祀被仰付候条」との達があったのは明治十四年五月二七日付。明治十六年五月には合祀の祭礼が催された。
  20. mark_utarnhotyu.png 旧称大島岬神社。こちらも合祀の祭礼が行われた月。合祀の達は明治十四年七月二七日か。
  21. mark_utarnhotyu.png 武市半平太旧宅ちかくに在る昭和初期創建の神社。瑞山記念館を併設する。
  22. mark_utarnhotyu.png 文政十二年九月の出生から元治元年(1864年)九月の入獄までの同居人。
  23. mark_utarnhotyu.png 初師千頭伝四郎と次師麻田勘七(ちなみに麻田も千頭伝四郎の弟子)の流派が一刀流で、万延元年の『剣家英名録』には土藩 小野派一刀流 麻田勘七 門人 同藩 武市半平太 小楯と記している。ちなみに麻田勘七はさらに中西派(なので自然と小野派にもなる)とする資料あり。
  24. mark_utarnhotyu.png 一刀流中伝と鏡心明智流各伝が伝書が高知県立歴史民俗資料館に現存。
  25. mark_utarnhotyu.png武市瑞山年譜」万延元年(1860年)七月の項にみえる刀。
  26. mark_utarnhotyu.png南海之勤王』の挿話やにみえる刀。龍馬と同じく何代目の作になるか不明。また『刀剣会誌』第10号にみえる岩神昴の回顧によると、半平太は川原塚茂太郎より龍馬所蔵の忠廣を入手し、これを岡田以蔵へあたえたことになっている。
  27. mark_utarnhotyu.png 打刀。高知県立民俗資料館蔵。長さ82.3cm(約二尺七寸二分)、反り2.3cm(約八分)。銘は肥前國河内守藤氏正廣
  28. mark_utarnhotyu.png 脇差。高知県立民俗資料館蔵。長さ34.3cm(約一尺一寸三分)、反り0.5cm(約二分)。無銘だが付属の小刀に二王友継との銘あり。
  29. mark_utarnhotyu.png 短刀。高知県立民俗資料館蔵。長さ29.8cm(約九寸八分)、内反り。切腹に使用したものとされる。
  30. mark_utarnhotyu.png 手鑓。街の小さな小さな文学館蔵。長さは約1.3m、穂先が約10cmの由。瑞山應好 行秀造文久癸亥の銘あり。
  31. mark_utarnhotyu.png 弘化二年(1845年)一月入門。余談だがこのさい半平太が起請文に使用している花押は武市家実名の通字である「正」の字を崩したもののように見えるので、菊地明氏はこれを小楯の以前の実名(つまり花押ではなく「正」という一字名の署名)と解している。

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半平太概略 主要参考資料
古事記 岩波文庫倉野憲司岩波書店
日本書紀(三)岩波文庫坂本太郎,井上光貞,家永三郎,大野晋岩波書店
武市瑞山関係文書 各巻日本史籍協会東京大学出版会
坂本龍馬 101の謎菊地明,伊東成郎,山村竜也新人物往来社
武市半平太伝 月と影と松岡司新人物往来社
龍馬八十八話小美濃清明右文書院
武市半平太 シリーズ実像に迫る008松岡司戎光祥出版
武市瑞山獄中書簡 妻及び姉・妹あて横田達雄横田達雄
土佐名家系譜寺石正路高知県教育会
一個人 2009年7月号 特集 坂本龍馬を巡る旅 ベストセラーズ
南海之勤王佐々木甲象小島寅三郎
武市半平太と土佐勤王党横田達雄私家版
土佐勤王志士遺墨集青山会館名著出版
刀 武士の魂 備前の名刀と土佐ゆかりの刀剣高知県立歴史民俗資料館高知県立歴史民俗資料館;
土佐勤王党盟主 武市半平太の手紙 拝啓おとみ殿高知県立歴史民俗資料館・北川村立中岡慎太郎館 
幕末洋学教育史研究坂本保富高知市民図書館
武市半平太 所持の手槍、三鷹のコレクター公開へ 「瑞山」「文久」刻印符合 毎日新聞H22.06.02
セキレイさんのツイート R01.07.24  

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(平成某年某月某日識/令和年七月二九日追記)

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