関連本など
雑感・感想
龍馬の家族や血縁者、そのほか土佐の偉人や知人たちが数多くねむる高知市丹中山一帯の墓地開発工事と筆者(前田秀徳氏)との奮闘の記録写真集。
単純に開発反対をとなえるだけのありがちな活動とは異なり、歴史遺産として継承するため、如何なる努力をはらい、またはらわれたのか、それを節々から感じられる内容の書籍。正直、この情熱と努力には歴史好きとして頭がさがります。
また本書は高知県内の史跡探索において、"字"などの地名を知る手掛かりとしても格好の資料になろうかと。少なくとも私は高知へ次回行く機会があれば、是非参考にさせていだだきます。
三五館:二〇〇六年一二月一三日 第一刷発行:2,300円(税抜)
(平成一九年一月六日識)