関連本など
雑感・感想
本書は中世以来現代までつづく所謂「異種百人一首」の一冊。江戸末期よりこのかた、幕末維新に材をとった百人一首がいくつあるのかは知りませんが、おそらくその数、片手では足りますまい。本書もその類書です。
レイアウトなどの構成は見開きページの片側に、詠作者名・簡単なプロフィール・イラスト・歌・よみ、のこりページに、作者に関するエピソード・該当歌の詠作事情、といったつくりになってます。
以下は個人的な感想ですが、新書かつページ数の都合もあるのか、内容自体はかなりビギナー向けな印象。国文書籍のごとき"歌の鑑賞"を期待して購入すると、やや肩すかしを喰らうかもしれません。"とりあえずでも幕末著名人の歌をアットランダムに知りたい人"向け。
学習研究社:2007年11月15日 発行:740円(税抜)
(平成二〇年三月二七日識)