史跡廻国記
秋田史跡記(一)
京都史跡記(三)
兵庫史跡記(一)
撮影地:秋田県秋田市寺内焼山7
一見、ただ家屋と林があるだけの風景だが、写真中央左側奥の林からは、八世紀から九世紀中頃までの建物跡がみつかっている。
建物の様式は堀立柱の建物跡が一七棟、竪穴式の住居跡が二〇軒と、建築物のまとりまりとしては城の内外でも最大の規模とされている。
発掘層の年代によって建物の性格もそれぞれ微妙にことなるのだが、おおむね物資の補完用施設(つまり倉庫群)があったものと現在推測されている。
勝手に発掘場所まで立ち行っていいもかわからず、ここは無難に道路から撮影をしてみた。
この撮影地点から南東には史跡秋田城跡発掘調査事務所があり、その前庭にはなぜかニワトリらしき鳥類もいた。
こっちもなんとなく撮影とかしておく。
(平成二二年一二月一九日識)