史跡廻国記
秋田史跡記(一)
京都史跡記(三)
兵庫史跡記(一)
撮影地:秋田県秋田市寺内大畑4-1
遺跡から発掘された品の一部が展示されている史跡秋田城跡出土品収蔵庫。
春から秋のあいだなら、ボランティアによるガイドもおこなわれており、収蔵庫の発掘物から周辺の史跡まで、ひろく解説してくれます。
訪ねたおりはちょうど、新潟から秋田の古四王神社について調べにきたという作家(研究家?)らしき方が、ボランティアガイドからの説明をうけており、当方も聞くとなくそれを聞いていると、内容は書籍『秋田城跡 最北の古代城柵 日本の遺跡』に準拠した説明とおぼしかったです。
以前、三重県多気郡明和町へ旅行したさい、同地のボランティアガイドから聞いた斎宮跡の説明も、おなじ叢書『伊勢斎宮跡 今に蘇る斎王の宮殿 日本の遺跡』が下敷きつかわれていたとおぼしいので、「各地の国指定史跡では同シリーズが基本手引にでもなってんのかな?」と懐かしみつつ推測する。
くだん庫内には瓦や土器、祭祀具や木簡など発掘品を展示中。小札(甲-よろい-の材料)の出土状況など解説したコーナーが、個人的には興味深かったです。武具故実って燃えますよねと。
(平成二二年一二月一九日識)