史跡廻国記
京都史跡記(三)
大阪史跡記(一)
兵庫史跡記(一)
撮影地:大阪府高槻市野見町6-6/関連リンク:野見神社
写真は延喜式内社を自称する野見神社。参拝当日(18日)はちょうど5月の第3日曜日ということで、境内社の高槻護国神社では例祭がおこなわれていた御様子。参列者を撮りこまないよう気を使いながら、とりあえず鳥居のほうを撮影しました。拝殿の写真には人が写りこんじゃったので、ここでの掲載はまず割愛しときます。
同社は宇多天皇の御代(仁和〜寛平年間か)に創建されたものとつたえ、戦国時代にはキリシタン大名高山氏によって一時社地をうばわれていたが、元和五年(1619年)ごろ、天主教会堂跡敷地内に当時の藩主松平家信が再建したものという。祭神は初めスサノヲノミコトを牛頭天王(現在は「須佐之男命」)としてまつり、明治以降には相撲の神・ハニワ埋葬の起源説話などで知られる「野見宿禰命」をあわせ祀る。
なお、式内社としては現在同社より、上宮天満宮摂社「野身神社」のほうがむしろ比定社として有力視されていることを付記しておく。神社の由緒についても混乱や混同があるろうか。
(平成某年某月某日識)