史跡廻国記
秋田史跡記(一)
京都史跡記(三)
兵庫史跡記(一)
撮影地:秋田県秋田市土崎港南1丁目14
かつては安東氏にも庇護されていた当地の火鎮せ神をまつる土崎港南1丁目(旧町名は愛宕町)の愛宕神社。写真はその境内にたつ芭蕉翁碑。
いまでは風化もだいぶすすみ、判読もしづらくなっているのだが、図書館から借りてきた『秋田市の史跡めぐり』によると、碑は明和七年(1770年)に建立されたもので、県内では最古の芭蕉句碑にあたるらしい。
芭蕉の死(元禄七年-1694年)から七六年、背面には辞世物言へは唇寒し秋の風
が刻まれている。
(平成二二年一〇月二九日識)