史跡廻国記
京都史跡記(三)
大阪史跡記(一)
兵庫史跡記(一)
連歌師・誹諧師、または書家(後世「宗鑑流」と称される)として知られる中世の文化人 宗鑑の旧居跡。当然ながら被写体になっている建物は後世のもので、邸内には「宗鑑井」と称される井戸がある(乃至あった)由。
居所のあるここ山崎にちなんで俗に「山崎」の名字を冠される宗鑑という人物。古の文人には結構ありがちですが、断片的にしかその史実をおえないこともあって(俗伝なら一部なんとか)、個々の逸話からは文人風狂のさまがよく喧伝されます。
まず、文人的活動としては第一に誹諧の祖として伊勢の荒木田守武(以前の三重県旅行で私も墓を訪れた経験有)とも併称される人物ですが、私個人が誹諧に疎いゆえもあって、私的には"宗祇・宗長とも親交のあった連歌師"としての興味の方がつよかったりする人です。ただ誹諧・連歌にかんしては、知識不足の感がつよいですけどね、我ながら。
(平成某年某月某日識)