この度、坂本龍馬に内々逢い候ところ同人は真の大丈夫と存
坂本龍馬、沢村惣之丞両人は大道可解人哉と見受
[西郷隆盛を『非凡』、大久保利通と木戸孝允を『並の上出来』、板垣退助と後藤象二郎を『並』と評し『然らば土佐に非凡の人なきや』の問に答え]アル、アル、大ありである。坂本龍馬と言う男がある
龍馬は土佐随一の英雄。言わば大西郷の抜目なき男なり
大久保一翁
藩商、高知より来る。人物最も狡猾なり。余これを龍馬に告げたるに龍馬平然として『商人の狡猾なるは当然なり狡猾ならずんば利を得るかなわず』と答え余をして辞に窮せしめたり
岡内重俊
土佐の人で坂本龍馬いう人が居た。此人は海援隊というものをを組織して諸方の浪士を集めて居りました。それは凡そ五、六十人はもあったろうと思う。其人と交わって天下の形勢やら外国の話も聞き愈々以て開国でなければならぬということも覚りました
アノ人は経済の方に目を着けておった人で
時に坂本、名を変じて才谷梅太郎と云う。幕史の探偵を避くるなり。然るも尚流言あり、土佐の豪侠坂本は、頃日、浪士三百人を率い密かに京師に入り込めりと、幕史の之を忌憚すること甚だし
尾崎三良
土州藩中にて浪士頭のよし、諸事何事も承知、名士のよし
尾張藩雑記
(平成某年某月某日識)